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海外輸出の関税率の調べ方について

どうもー豆ダディーです。

 

沖縄はアジアと近く、海外ビジネスに注力しています。

特に台湾は飛行機でたったの1時間程度で到着します。

お隣台湾は人口も2300万人も多く内需の消費が見込めます。

 

最近では、1人当たり購買力が日本を上回っているとの調査結果もありました。

国際通貨基金IMF)は今年4月、各国・地域の経済力を評価する目安として、購買力平価(PPP)で計算したそれぞれの1人当たり国(域)内総生産(GDP)を発表した。購買力平価は、生活費やインフレ率などの要素を加味しており、各国の生活水準の違いを比較的はっきりさせられる指標。
 
中華民国(台湾)は5万2,304米ドルで世界19位。日本(4万4,430米ドル=31位)と韓国(4万1,390米ドル=32位)を上回った。アジアの主要経済体のうち、台湾より優れていたのはマカオシンガポール、香港で、世界2位だったマカオの1人当たり購買力平価GDPは12万2,489米ドル。シンガポールは9万8,014米ドルで世界4位、香港は6万4,533米ドルで世界10位だった。

TAIWAN TODAYより

1人当たり購買力平価GDP、台湾は日韓しのぐ世界19位 : Taiwan Today

 

 台湾についての記事はまた後ほどアップします。

 

本日は、輸出する際の各国の関税率の調べ方についてです。

輸出関税の調べ方について

 

各国の輸出関税については、JETROを使って調べることが可能。

 

その1.商品のHSコードを調べます。

 

HSコードとは

世界共有の商品を区別するコードです。(最初の6桁は世界共通です)

HSコードとは、国際貿易商品の名称及び分類を世界的に統一する目的のために作られたコード番号であり、貨物を輸出入する際の品目分類に用いる輸出入統計品目番号のことです。 輸出入統計品目番号は、輸出入されるあらゆる品目を9桁又は10桁の数字で表します。

こんな感じでルールが決まっています。

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出典:日本商工会議所

 

超簡単検索は、Googleで「商品名+HSコード」「英語名+HS CODE」でも結構ヒットできます。

 

今回は県産の「うこん」を台湾へ輸出するためにはいくらかかるか調査してみたいと思います。

 

まずは、うこんのHSコードの検索をGoogleで「うこん HSコード」と検索。

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ポイント!

HSコードは、上6桁までは世界共通です。7桁目以降は、国によって自由に定める国内細分であり使い方は国によって異なります。ただし、米国では、HTS(Harmonized Tariff Schedule)の輸入コードで商品分類の運用がなされています。

 

その2:JETROのHPよりWORLD TARIFFへ登録。

World Tariff(ワールドタリフ)“で調査します。

こちらはFEDEX社が運営するオンラインの関税データベースです。

使用するためには本来は有料となりますが、ジェトロのサイト経由で”WORLD TARIFF”のアカウントを取得すると、何回でも無料で使えます。

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登録はこちらから↓

https://www.jetro.go.jp/theme/export/tariff/registration.html

 

ユーザ登録は英語のサイトが表示されますが、登録方法はJETROのサイトで説明があります。

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登録方法はこちらから↓

https://www.jetro.go.jp/ext_images/theme/trade/tariff/registration/form_sample.pdf

 

 

その3 関税率の調べ方

登録が完了したら、関税を調べます。

 

今回は調べる仕向地と商品についてはこちら

仕向地:台湾

商品:うこん/ウコン/TURMERIC

 

TARIFFページ内のHSコード検索をクリックします。

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プルダウンより

仕向け国を Taiwan

類/部名を 09

項を 0910

と入力します。

最後に「Submit」をクリックしてください。

 

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ヒットされました。

 

画面が遷移され、各国の関税率が表示されます。

上の図の下部にある「輸入に課されるその他の税」も重要なので確認しておきましょう。

 

では、日本からの輸入品に対する関税率を調べます。

 

検索した画面より「TURMERIC」を選択します。

TURMERICの隣にあるHSコードをクリックします。

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画面が切り替わり、各国から輸入した際の関税が表示されます。

その中から、「Japan」を選択。

 

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Free」と記載があるので、関税はなしです。

日本から台湾へのうこんの輸出は関税が0円となります。

 

ただし、関税以外の「輸入関税以外の諸税として、貿易開拓サービス費(Trade Service Fee)が課税標準額0.04%、営業税(VAT)が課税標準額と輸入関税額の合計額の5

発生しますのでご注意ください。

 

以上、各国の関税率の調べ方でした。

 

皆様のお役に立てればと思います。

 

海外輸出の相談については初回は無料で受け付けますので、お気軽にご連絡ください。